E993系(ac@train)
E993系電車は、2002年に登場した実用化に向けてのデータ収集を行う目的で製造された試験車両で、愛称を「ACトレイン(Advanced Commuter Train)」と言う。
901系(現209系900、910、920番台)は営業運転をしたが、この車両は旅客営業はせず、データの収集のみに使用された。
試験車でありながらも「ヤ」を名乗っておらず、各車両の形式は「ハ」である。
登場前に朝日新聞に掲載された記事によれば、当初は山手線に投入される新型車両のデータ収集を目的として計画されていたようだ。
山手線の他路線と乗り入れをしない、閉鎖的な環境が新システムを実用化する上で有利とされたらしいが、結局山手線への投入はE231系500番台で行われる事になった。
またこの車両の台車は各車両で異なっており、連接台車や車内の液晶案内装置や100Vコンセント、外吊り扉、DDM(Direct Drive Motor)などが試験的に採用されている。
最高速度は120km/h、で制御方式はVVVFインバーター制御(IGBT素子)の1C4M(制御器1つにつき電動機4つを制御)。
編成全体は5両編成で、サハE993を除く4両が外吊り扉となっている。
車体はクハE992、モハE992がアルミニウム、モハE993、サハE993、クハE993がステンレス製。
車体長はクハが16050mm、その他が13000mm。(車体幅、車体高は共通)
搭載保安装置は、ATS−Sn、ATS−P、ATCの3種。
編成表は以下のとおり。
←川越 大宮→
クハE992−1+モハE992−1+モハE993−1+サハE993−1+クハE993−1
2006年7月12日に郡山へ回送され、後日実施された工場の公開で展示された後、解体された。
車籍は郡山に到着した7月13日の翌日、7月14日に抹消されている。
同車の試験結果はE531系やE233系、E331系などで実用化され、一定の成果を挙げたと思われる。
通常、鉄道車両の減価償却期限は13年であり、それより早く廃車となれば損失として計上されてしまう。
製造から4年で廃車となった同車は試験車という扱いから、なんらかの減免措置が適用されたものと思われるが詳細は不明。
901系が試作車両として登場しつつ、営業運転に就き、減価償却期限を満了してから廃車になったことを考えれば、営業運転をしない純粋な試験車両として製造された交直流高速試験車のE991系共々、E993系の扱いが異なっていることは明確だ。どなたか税法に詳しい方のご教示をお願いしたい。
所属区:川越車両センター(宮ハエ)

↑katsuさま提供 先頭はクハE993−1

↑クハE993側の画像。正面のLEDはロゴと試運転の交互表示。青緑のLEDを使用。 新宿にて

こちら側は近郊型仕様だそうだ。

反対側、E992側の画像。正面LEDはオレンジ色で表示。設定が異なるのか、仕様なのかは不明。こちらは通勤型仕様。
右側に写っている人が分裂しているのは幽霊だからです。(ウソ)単にシャッター速度が遅いだけですよ。

車両内部には重りに使用していると思われる水槽のようなものが。
車内の椅子はE231系と同じ、あの椅子です。

こちらはサハE993とモハE993のつなぎ目部分の連接台車。
車内には連接台車特有のターンテーブルが設置されている
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